やまもバスケブログ

初心者おっさんバスケットマンによるブログ!!

福ちゃんと承認欲求?

こんにちは!おっさんバスケットマンの「やまも」です。

皆さんは叱られて伸びるタイプですか? それとも褒められて伸びるタイプですか?

私は叱られると落ち込んで、すぐしょんぼりしてしまいますが(汗)

褒められると、すぐ調子に乗ってテンションMAXになり、やる気全開になります!(単純な奴)

出典:スラムダンク完全版21巻より

スラムダンクでも陵南の田岡監督が仙道さんと福田(福ちゃん)の指導方法で、仙道は褒めて伸ばす! 福田は叱って伸ばす! という教育方法をとっています。

初めは我慢していた福ちゃんでしたが…

1年間のストレスが積に積もり、田岡監督に「ほわちゃぁ!!!」してしまう結果になります(汗)

出典:スラムダンク完全版13巻より

そう!今回は人間の普遍的な欲求である【承認欲求】について書いていきます。

福ちゃんはスラムダンクキャラの中でも特に「承認欲求」が強いキャラだと思います。

その場面を振り返り、承認欲求について改めて確認していきましょう。

そうすれば自己分析ができてプライベートや職場生活などでも上手に対応できるようになるかもしれません♫

もっと…記事を読んでくれ…(ふるふるふる)

※福ちゃんをディスるみたいに感じるかもしれませんので、福ちゃんファンの方はご注意してお読みください。

福田吉兆プロフ/特徴

出典:スラムダンク完全版15巻より

名前:福田吉兆(ふくだきっちょう)

身長:188cm

体重:80kg

在学高校:陵南高校

背番号:13番

ポジション:パワーフォワード

あだ名:福ちゃん・フク助・フッキー

プレイスタイル:

長所:オフェンス面はがむしゃらにでも点を取りに行く粘り強い攻撃力が魅力!彩子さんからも「顔なんかも粘り強いわ…」と言われています。(ひどい💦)

「オフェンスは仙道クラス」に高いと赤木に言わせる程のポイントゲッター!!

マッチアップした桜木と武藤は抑えきれず、何度も得点を許してしまった。ディフェンスの上手い選手でなければ、抑えきることができない選手でもあります。バスケセンス抜群の三井でさえもファウルしないと止められないほど!

短所:ミドルレンジ以降が入らない事・ディフェンス面は桜木の「見え見えなフェイク」にも引っかかる程苦手です(汗)

その他:海南の神宗一郎と同じ中学であり、中2の終わり頃バスケを始めたが恐るべきスピードで成長していったとの事。「フッキー」「ジンジン」と呼び合う関係で、仲は良かった様子ですね。

②そもそも承認欲求って?

自分の存在や能力を、ほかの人に認めてもらいたいと望むこと。(国語辞典より)

他の誰かに自分の力を見せて、褒められたい称賛されたい。

人間は基本的に褒められて嬉しくない人はほとんどいないと思います。

認められ、褒められることで自信を持ち、前向きに生きていけるようにもなります!

 

承認欲求を満たすことで自尊心が生まれ、次の課題に向かって成長していきます!こちらについては「④承認欲求は誰にでもあること仕方のないこと」で詳しく後述していきます。

 

自尊とは「自分というものに誇りを持ち、品を保つこと!」

桜木花道は自らを「天才!」と言い聞かせ、自分に誇りを持って行動しています。

また品=「その人の持ち味」だとも言えるかもしれません!

桜木はどんな時でも自分の持ち味を変える事はしてませんよね😆

つまり彼は【自尊心を持っている】とも言えます♪

しかし福ちゃんは、自分を信じているというより「自分が活躍して、上だと証明したり、称賛される事を望んでいる」ので桜木に比べると、まだ精神的に劣っているとも感じます。

③承認欲求が強い人の特徴

ここでは承認欲求を求める人にありがちな特性を見ていきます。

①自信がない

自己承認が苦手であり、自分を信じきれていない故に、他者の評価にて自信を得る。SNSならイイネやリツイートの数など、承認の形を視認しやすい状態だと幸福感・満足感を得る。

②目立ちたがり

他者承認欲求が強いので、周囲から認められたいと思ってしまい、自ら「できるぜ・凄いぜ・上なんだぜ」とアピールをしてしまうので結果目立ってしまう事が多い。

例)「根拠のない自信」や「できないのにホラを吹いてしまう」なども含まれます。

 

福ちゃんの様子にはこちらの2つの要素が見えますね! これから原作にて彼の承認欲求シーンを振り返りましょう。

④劇中の福ちゃんの承認欲求爆発シーン

福ちゃんは何かと存在感アピールや優劣を付けたがる傾向が多く見られます。

劇中でも触れられている部分が多いので、改めて見ていきましょう♪

1.桜木と初めて会った時

海南戦後、落ち込む桜木は公園のバスケットコートを見ていました。遊んでいる少年たちの中に福ちゃんがいました。

福ちゃんは桜木の事を知っていたようで、仲間達に「あいつを連れて来いと」命令しています。

桜木は断固として来ず、「お前が来い!」と福ちゃんの仲間達に頭突きをくらわしています。

帰ってきた仲間に再度「俺の方が1個上だからお前が来い!」と伝えろ!と再度仲間達に命令しています。

 

ここで優劣を付けたがっている様子が伺えます! 「俺が先輩だからお前がこっちに来るのが当然だろ?」みたいな汗

福ちゃんが礼儀を重んじるタイプなだけかもしれませんが…

2.海南戦

①前半戦

海南戦にてスコアラーとして大活躍の福ちゃん! 高頭監督からも「誰だあいつは?」と言わしめるほどのオフェンス力!陵南サイドからも「これがデビュー戦とは思えない」と再認識されています。

さらに活躍は続き、観客からも「フ・ク・ダ」コールが鳴り響きます!!

福ちゃんはその歓声に嬉しくなり…

出典:スラムダンク完全版13巻より

「もっと褒めてくれ」と震えながら、感激している様子が伺えます。

後日戦となる湘北戦でも同じ様子があります。

知らない観客からも応援されたら、それは嬉しいと思いますし、さらにやる気も出るのは確かです。

実力を認められて嬉しい!褒められて最高だ!と福ちゃんの承認欲求は満たされています。

②後半戦

海南が調子を出し始め、点差が詰まってきます。3Pシューター神を止められず…福ちゃんは「ディフェンスに定評のある池上」と交代しています。

出典:スラムダンク完全版13巻より

その時の様子も不服そうでした。

「もっと活躍したかったのに…」という感じでしょうか?

3.湘北戦

マッチアップする桜木に対し、「俺の方が先輩だから敬語を使え!」と言っています。

ここでも初めて会った時の事をぶり返しています(汗)

ディフェンスする桜木を圧倒し「俺の勝ちだ!」と言い捨てています。

「俺の方が先輩だし、強いんだぜ?分かったか?」みたいなオーラを漂わせています。

出典:スラムダンク完全版15巻より

あからさまに優劣をつけているポイントですよね!

別のシーンにて、調子の出てきた赤木にブロックされ、タイムアウトの指示が出ます。

ここで田岡監督に「赤木のブロックは凄いだろ?」という一言で「交代させられる!」と思ってしまっています。

出典:スラムダンク完全版14巻より

その指示に福ちゃんは安堵している様子でした。

明確に交代という指示がないにもかかわらず、「交代は嫌だ!」と思ってしまっている面で、福ちゃんはまだ自分に自信がないんじゃないかと伺えます。

「もっと活躍したい・認められたい・あいつより上でいたい」

これらは自己優越感にも近い感情ですよね💦

自信がないゆえにこの感情が出てきてしまうのかとも思います。

⑤承認欲求は誰にでもある仕方のないこと!

福ちゃんをディスってるようなことばかり書いてしまいました(汗)福ちゃんファンの皆さん気を悪くしてしまったらすみませんm(__)m

けして福ちゃんが嫌いなわけではないんです(涙)むしろ私は福ちゃんに近いですから(笑)

承認欲求は誰にでもあることなので、どうしようもないことなんです!

他者に認められることにより、自分が成長していると実感でき、先に向かう力がついて行くわけです!!

ここで、少々心理学にての承認欲求の役割を見ていきましょう!

マズローの5段欲求

心理学者マズローという方が、人間は欲求をクリアしていくと次の段階ステージにレベルアップして成長するという理論になります。

 

レベル1.生理的欲求:食べる、眠る、排泄するといった生きるために最低限度行う事を指します。 生物として生存するための必要最低限の欲求ですね。

 

レベル2.安全欲求:身の安全や安定した生活ができる場所の確保などを求める欲求です。簡単に言うと【雨風しのげる家がある】事です。

 

レベル3.親和欲求:自分が所属する集団に受け入れられたい、愛する人が欲しいという欲求です。例)働ける場所があり、その輪に入れる。一緒に過ごせる家族がいるなど。

 

レベル4.自尊(承認)欲求:人から尊敬されたい、社会や周囲に認められたいと思う欲求。大半の現代人はこちらの欲求が欠乏していると言われています。 福ちゃんみたく「周囲からもっと褒められたい」という欲求を持っているのは自尊欲求が満たされていないからだと言われています。

他に分かりやすい例は、SNSにて「イイネ!」の数を過度に気にしたり、友人や恋人から早くメールが来ないと不安になる「メール依存症」の人も同じく自尊欲求が満たされていないのが原因です。

 

レベル5.自己実現欲求:「自分の才能や能力を発揮し、自分自身の可能性を高めて成長していきたい!!」という欲求です。 

こちらは中盤あたりからの「桜木花道」がこれに該当すると思います!! 自己実現欲求に従って行動できるようになると、自分の人生にてごたえを感じて生きていくことができるようになります。

⑥承認欲求を求めすぎると?

承認欲求は人間なら誰にでもある当然の欲求なんです。

これをクリアしたら先に成長できるという段階があることを知っていただけたかと思います。

もちろん褒められたり、他者から称賛されると、自分が凄い奴になった気もしてテンションもMAXになります!!

ここから自己成長へ向かえばいいのですが…

実はこれには「落とし穴」も存在します。

その落とし穴とは???

 

承認欲求を満たすことをメインにしてしまっている事です!!!

 

どういうことかと言いますと、

承認欲求を得るためにだけに行動することは、自分の意思ではなく、他人の目を気にしているだけにしか過ぎないという事です。

 

例)他人から褒められるために手伝う、SNSならどうにかしてイイネをもらおうとする、会社で称賛されたいから上の役職に就きたい、高級車やブランド物で固めてうらやましがれたいなど。

 

例を見てもらうと分かる通り、自分目線ではなく、全て他人評価ではないでしょうか?

つまり承認欲求を得るためにだけに行動することは「他人を軸にして生きている」だけに過ぎないのです。

             

こうなってくると、ふと「俺(私)は何をしたいんだろう?」と思ってしまい無力感にさいなまれる事もあります。

今やっていることは本当に自分が心からやりたい事なのか?を考えてみてもいいかもしれません。 

それをすることで自分は本当に成長できているのか?を意識できるかもしれません!

⑦とはいえ承認欲求は自己成長には必要!

承認欲求は求めすぎると、自分を押し殺す事にもなりかねない面もありますが…

成長するきっかけを作ることに必要となってきます。

われらが主人公!【桜木花道】も初めは晴子に「いいところを見せたい!」という承認欲求からバスケ部に入部しました。

そこからチームメイトとのやり取りや、試合を通じての苦悩を得て段々とバスケ自体を好きになり、自分から求めなくても他者貢献し、メンバーから頼りにされるようになっています。

出典:スラムダンク完全版21巻より

そう!物事を始めた時「好きな人から認められたい・褒められたい・モテたい」など大半の人は桜木と同じようなきっかけが多いのではないでしょうか?

他者から認められ評価されて、自信がついていくのも確かです。

他者評価により自分はこれに向いているのかも?と自覚することでその物事を好きになり、続けていくことで知らぬ間に「凄い存在」になっていることもあります。

人間として生きていく以上!承認欲求とはうまく付き合っていくしかありません!

今の自分がやっていることは「本当にやりたい事なのか?他人の評価だけ気にしていないか?」を立ち止まって考えてみてください。

やっていることが「自分が、ただやりたいからやっている」と思えることは自信をもってやりぬいて行けばよいと思います。(犯罪や他人を傷つける・嫌がる行為はダメですが)

それを極めていけば自然と他者よりもその分野では優れていくので、自信もついていきます。

胸を張って精一杯取り組み続けていきましょう♪

私もバスケ下手だけど好きだから取り組んでいくぞ!!!

⑧まとめ

いかがだったでしょうか?承認欲求は人間には誰にでもある欲求であることが理解できたのではないかと思います。

ここで承認欲求をまとめると

  1. 承認欲求→自分を他者に認めてもらいたいと思う事。
  2. 承認欲求が強い人→自信がない・目立ちたがり
  3. マズロー理論によると人間の5段欲求のうち4段階目であり多くの日本人が抱えている問題。
  4. 承認欲求を求めすぎる→他人目線でしか動くことができなくなり、評価がないと不安になる。
  5. 物事の「きっかけ作り・自信を得る」ことで「自己成長」につながる。

ということで承認欲求は使い方と意識し方で成長できる大きな欲求でもあると思います。

 

福ちゃんはまだ承認欲求が強いですが、ポテンシャルは高いので「褒められること・他者より上である」を重視しなくなり、バスケとプレイそのものを楽しめる選手になれば、一皮むけて今以上に凄い選手になれると思います。

自分より上手な人に果敢に何度も挑めるチャレンジ精神、桜木の才能をなんとなく気付いている勘の鋭さ、抜群に身体の使い方が上手い。

そして感情豊かで、粘り強く、素直な彼ならすぐに自己実現の道」に行けると思います。

3年生時、福ちゃんも桜木みたく覚醒するかもしれませんね♪

ぜひ活躍を見てみたいです!!

 

皆さんも「煌めく瞬間に捕らわれて」もいいですが「承認欲求に捕らわれ」すぎないでくださいね♪

 

次回も…もっと記事を読んでくれ…(ふるふるふる)